春濁りがこないなぁ・・・と思っていたら、5月最終週になって透明度低下。
潮回りや干満によって変化が大きいし、緑は薄いけれど、ちょっと安堵。
期間限定と割り切れば、このコンディションはちょっと面白い。
この薄暗さを利用して、様々な生態模様が繰り広げられているのだろうね。

梅雨入り、そして気の早い台風の動きが始まる季節。
夏前にエネルギーを溜め込んでいるから何を感じる?

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梅雨入りしたら、梅雨前線に沿って台風5号が進んでくる!
午後からウネリが若干上がって来たのは、この台風の影響か?
何か連れてきてくれるだろうか?、大雨だけ残すことは勘弁ね。

透明度は先週と大きく変わらず、深場は時間帯によって大きく変化。
30mを超えると、午前中は20〜30m位抜けていたのに、
午後はどこまでも、どよ〜んと掻き混ざった感じ。

海好きチームはガンダム持ち込んで、妙に暑い撮影大会。
それを横目に、う〜ろうろ・・・・
このコントラストの弱さど〜よ!って、言っても始まらないのは
先週と変わらずにて、楽しみ方の引き出しを開けよう!

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No.1「スナビクニン」
海草アントクメは更に成長、ようやく根株に入って落ち着いている子をミッケ!
ところが私の肉眼での識別は超微妙で、この粒はたぶんビクニンだろう?
撮影→モニター画像拡大でようやく確信と相成るしだい。

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No.2「卵塊」
ビクニン探しのために海草をめくっていると卵塊が見つかる。
ウミウシと思うけれど、種類は何だろうか?
このような卵塊、先週より多く目に付いた感じがする。

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No.3「コロダイ」
幼魚から成魚へ、模様変化中の若魚がウロウロ。
やはり、越冬できる個体がいるのだろうしなぁ・・・
幼魚はまだ見ないもの。。

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No.4「アカイソアミ」
EN/EXスロープ下にもや〜っと広がっていたのが、一部密集していた。
浮遊物が多い状態だけど、ここなら雰囲気でるかな?と、イメージして撮ってみた。

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No.5「イズカサゴ」
午前中は深場がスコ〜ンと気持ち好く抜けていた!
そこにデデ〜ン!っと、頬がえぐれている。ずいぶん前から居る子だね。

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No.6「シビレエイ」
水深を下げると水温が少し下がってヒヤァ〜っとする。
冷たい=やっぱりいたかぁ!!

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No.7「テントウウミウシ」
この子たちの季節は終盤、個体数は少なくなった。



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No.8「ホウボウ」
いつもの成魚は見当たらず、
代わりに12cm程まで成長した若魚。

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No.9「ナマコマルガザミ」
宿主のナマコに振り落とされないよう、ハサミでナマコをはさんでいるけど、
ナマコは痛みを感じていないのだろうか?
この状況、原因をつくっているのは私なんだけど。。。。ゴメンよ〜

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No.10「イサキ」
どよ〜んとした中、どよ〜んと漂っている。。。

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No.11「トビエイ」
という状況なので、いきなり視界に飛び込んでくるのだ!



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No.12「ホオジロゴマウミヘビ」
二匹並んで顔を出していた、コレばかりはズームを利用。
なので色は出ない。しかし、よくぞピント合った!

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No.13「フタホシキツネベラ」
5cmほどある子が、冬を越している?



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No.14「ゼブラガニ」
この種もシーズン最終盤、背中に何か付けているぞ!
刈り込みあるウニをチェックしたら付いていた1cm程の小さな子。

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No.15「べ二ホンヤドカリ」
極普通種のヤドカリだけど・・・・・
何でアカヒトデの上に乗っかっているのさ!

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No.16「セダカスズメダイ&卵」
毎年、卵を産み付けている岩肌に、今年も産卵して世話をしている。
不思議なものだなぁ。。。生態観察のチャンスが増える時期に突入!!

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No.16「ヘビギンポ」
ヘビギンポも求愛行動が観察されるようになってきた!
この真っ黒いオス、確認しただけで、ひとつの岩に5匹のメスが!
エントリーしてすぐ、ロープ沿いの少し浅い方でも観察できる。

全域にアミの類がたくさん浮遊していて、生物たちの活性も上がっている。
ここまでイイ感じなのだが・・・・さて台風だ!
梅雨前線が刺激される予報なので、泥を流し込むか。それとも、南方系生物たちを連れてきてくれるか!
もちろん、後者に期待してますよ〜!!

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天気予報では来週にも梅雨入りか?、と言われていて、
であれば、梅雨前の貴重な日射し。今週は日射しなかったしね。

今週に入り、透明度低下!、いや復活?、やっぱり低下!!
確かに昼の下げ止まり時間帯には全域どよ〜ん、
けれど、その前後は水深下げるとそこそこ見通せる。
しかぁーし!、コントラストが弱いので鳥目状態なのだ。
ナビはまだしも、生物捜索となると・・・・お〜〜い!!

生物入れ替わりなのか?、透明度だけではなさそう。。。
お〜〜い!!

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No.1「サビハゼを狙うオニオコゼ」
抜き足差し足でにじり寄っている様子がユニークだ。
透明度悪いので、サビハゼも気付き難いのかな?
捕食シーンは見られなかったけど、成果は如何に?

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No.2「コロダイ」
ウロウロしているよ。越冬している個体なのか?
シャッター切る瞬間にプイッ!

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No.3「ホウボウ」
以前から居付いている個体でしょう。
透明度悪いと、やはり寄りやすいのかな?

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No.4「アカエソyg」
昨年の泥流出以降ほとんど姿がみられなくなった種
5cm程の子があちらこちら、けっこう目に付く
復活してきたかな?、食料も増えないとね。

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No.5「ネコザメ撮影会」
って訳ではないけれど、海好きチームを俯瞰取り。
邪魔しなかっただろうか?

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No.6「ネコザメyg」
イメージより小さかった!、20cm位かな?
これまでタイミング合わず、個人的には今年お初の観察なのでした。

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No.7「ヤマドリ」
活動的になってきたか!、そろそろ繁殖シーズン。

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No.8「トゲモミジガイ」
カイと名の付くトゲトゲのヒトデ。
個体数少ないので、何気に嬉しいかも。

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No.9「ヨフバイ」
かな?、ネコザメorコブダイが食べたと思われる
サザエの殻に残った身の部分を綺麗にしています。
上手く連鎖しているものだなぁ。。。



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No.10「イボベッコウタマガイ」
交接中か?、気になる〜〜〜!
身体の中に殻をしまい込んでしまった貝の仲間。
今年はウミウシカクレエビをたくさん呼んでおくれ〜

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No.11「アオヒゲヒラホンヤドカリ」
ちょっと珍しい種だ!、ナイトなら見つかるのだろうなぁ、
きっと濁りの薄暗さで、時間帯を勘違いしているのだろうね。

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No.12「ビシャモンエビ」
真っ白い子!

6月に入ったので、エイッ!っとロクハンに衣替え。
身軽になって、ついつい泳いでしまうけど、視界が利かない中、自分の居場所だけは把握しておかねば。
スナビクニンも2個体を確認したものの、海草の葉部分に付いている状態なので、飛んでしまい撮影できず残念。
それでも、海草はかなり成長しているから、しばらくは期待して探しましょ!

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